1万円選書〜1万円分、あなたにふさわしい本を選びます|ネット力具体例

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ある日、家でぼぉっとテレビをみていると、
とてもおもしろいお話に出会いました。

あなたはいわた書店さんが行っているサービス、

1万円選書

をご存知ですか?

今や、SNSなどでその評判があっという間にひろがって、
選書希望者が多すぎて受付停止という事態に。。

北海道の小さな商店街にある、小さな書店。

この書店のストーリーはホームページでもチェックできますが、

このサービスのきっかけとなったのは、
私たちの近所の小さな本屋さんがなくなっていったように、
いわた書店も経営危機に陥っていました。

本の配達をするなど、
これまでのようにただ本を並べてお客さんを待つのではなく、
現状を打破すべく、新しい試みを模索するなかで、

同じ自営業を営む友人から、

俺は日頃まったく本を読まない。
1万円わたすから、1万円分オレにぴったりな本を選んでくれないか?

という依頼をされたことから、
今のサービスがはじまったそうです。

本への大きな熱意をもった彼が選んでくれるそのセンスは、
瞬く間に反響をよんで、
全国からの本好きな個人客だけでなく、

学校などからもその選書依頼が殺到しているようです。

ここでえむやが感じたのは、ネットの力は、

いわた書店さんのように、
どこにでもある小さな本屋さんでも

おもしろい、わくわくする企画があれば

こんなすごいことになる可能性があるんです。

昔のように、莫大な費用を投じ、有名人をつかった広告や、
大企業の商品、サービスでなくても、

現代は、このようなことが全国あちこちで発生しているんです。

これを実現させているのがネットの力であり、
※その力についてよりえむや的視点を加えたのがこちら

わたしたちが生きる現在の世界は、

ニーズではなく、多種多様な欲求(wants)の時代

になってる証拠ではないかなと感じます。

私の地元、三重県でいいますと、
大きな工場があるシャープや東芝が苦しんでいるように、

テレビや冷蔵庫といった生活に必要、
便利なもの=ニーズをみたすモノは、

もう、わたしたち一般庶民でも大体持ってますよね。
だから、売れないんです。

必要なモノを手にいれ尽くしてしまった、
わたしたちの次の欲求(ウォンツ)は、

ガンガン多様化しています。

今の若者が、出世より自分の時間を大切にしたい
といういうように、

食費の次に携帯アプリ(ゲーム)代に費やしている人がいるように、

アイドルの企画(AKBの握手会など)、
うちのおかんもハマってる韓流系のミーティング?という、
興味がない人にとっては謎すぎるイベント
に莫大なお金をつっこむ人がいるように

そして、
いわた書店のおじさんに1万円わたして本をえらんでもらうように、

興味がない人にとっては、

え?なんでそんなことにお金をつかうの??

ってことが、おこりまくってます。

こんな時代をどう捉えるか。

もう正しいとか、機能的だ!では
食って行けなくなるってことです。

自動運転が普及したら、ただのタクシーの運ちゃんは
絶滅です。

ここでも述べましたが、あなたに変わって
一人であなたの部署の人たちぶん売り上げる
人が出現したら、あなたの年収激減です。

たとえ大企業でも一企業に勤めて一生安泰に暮らせることが
もう夢物語になってしまってる理由と
考える根拠がこのいわたのおっちゃんにあります。