マーケティングという概念をつくったというか、
基礎をつくった人といえば、
フィリップ・コトラーさん。
この人も学生時代、ケータイいじりながら
授業で耳にしたことあります(いったい大学何しに行ってたんだw
彼が提唱するマーケティング手法で有名な
STP分析。
今日はこれを小難しい言葉抜きで
あなたの実践に活かせるようにお話しまっす。
あ、まずなんの為の分析なんすか?
と言いますと、
あなたが誰にどんな価値を効率よく
届けていけるかってのをちゃんとチェックしましょって話です。
まずはSTPを一つずつ。
S(Segmentation
セグメンテーションってのは、
細分化するってこと。
あなたが売ろうとしてるモノ、サービス自体はもちろん、
その世界にいるライバルも細くチェックしときましょうということですね。
例えば、えむやが売っているぶどう。
これをただの果物って捉えるとライバルは、
他のぶどう屋、夏の果物(スイカ、マンゴー、パイナップルetc)
を売ってる農家ってなりますが、
贈答用って捉えると、
ライバルが変わって、
サラダ油、ビール、金券、ハムソーセージとかになります。
こうやっていろんな視点を持ってあなたの売るものを
一度紙にもでも書いてみて見るんですね^^
他にも、
どんな属性でみていくか。
年齢、性別、職業、住まい、趣味嗜好、消費パターン
ぶどうだとセレブな奥様層でみて行くか、
地元のファンを狙って行くのか、
ぶどうに詳しい人だけを狙うのか、
それとも若い何も知らない人を狙っていくのか。
って具合でいろんな視点で見つめていく。
すると、
T(Targeting
ターゲットが見えてきやすくなります。
オレはここで勝負だっ!って感じで。
そして、そこで注目してほしいのが、
次の3つ。
本当にそれで売れる?儲かる?
強みが出せる?
自分のミッション(信念、売り)と
その市場の整合性あってる?
ってとこです。
売れる、儲かるは言うまでもないとして、
強みが出せるかは重要です。
後発が出てきても、ちゃんと強みが出し続けるか。
若さを売りにしていると、当然あとでやられますよね。
また、儲かるからと行って、
やっちゃうとマイナスになってしまうことがあるんです。
例えば、都内の一通りが多いところに店を構える、
一見さんお断りな料亭が
高くてもいっぱいお客さんくるからといって、
ランチとかやりはじめちゃったら
やばいわけですよw
そして、最後にP(Positioning
これまでは、ライバルたちと自分がどう対抗していくか、
優位に立てるかをみてきましたが、
ここではさらにあなたが狙っていく、
お客さんに対して、
やっぱえむやじゃないとアカンわーと感じてもらえるか。
これをマップで自分の立ち位置を
把握しておこうって話になります。
例えばざっくりですが、ホテル業界だと
こんな感じ。
ホスピタリティってのは、
あぁ自分、大事にされてるなぁってやつですね。
これが最高峰はハンパないわけですよ。
(地元のちっちゃい宿もハンパないけど安い)
これは、えむやが持っているビジネスの一つである
情報業界を例にとるとこんな感じ。
よくあるパターンとしては、イケイケ高額塾のような
厚利多売か、おんなじような小手先ノウハウだけ並べた教材を
せっせと価格と特典合戦で売って行こうとする薄利多売系。
この辺の方々にえむやもかつてはせっせと貢献していたわけですw
基本、売りまくっちゃうんで、売った後フォローできません。
よって、放置されます。ってか、直接できなくても、
メルマガ等でフォローすればいいのになぜかしません。
めんどいんでしょうね。売ることしか考えてないんで。
次から次に売る話しかきません。
稼げるノウハウ提供したんだからあとは頑張ってねーです。
最近、よく見るようになった、
オンラインサロン系は、
まだ、定期的なサロン内での交流とか、
情報発信があるし、
価格もお手頃なのは結構なんですが、
これまた小手先のノウハウ、テクニック的なものしか
発信していない情報ばかり。
もったいないです。
で、大物ですよ。
大物はやばい。
そして、コンテンツがちょーたかい。
でも濃厚なファンがべったり、がっつりいる。
それは決してその発信者がイケメンだからとかではない。
(まぁそういうのもあるかもしれませんが、
彼らの情報発信力がナセル技です。
彼らは人を育て、自分でしか作れないファンを作っていく
プロ中のプロ。
買ってからのアフターフォローもハンパない。
ってわけで、既存のファンだけで
ガンガン儲かってしまうので
イケイケ高額塾系のような
胡散臭いド派手なパーティとかそういう
プロモーションをもうかけてこないわけです。
もう料亭です。料亭。
ひっそりと、コツコツと地味にやってる感じ。
雅です。
ただし、属性が結構偏っていて、
かつて極貧だった、元々起業マインド満載だった、
僕らには想像できないレベルのコンプレックスを
抱えていた系の発信者が多い。
それが反力となって爆発的なエネルギーを産んでるみたいな人たち。
彼らを見ていると、
自分のかつての悩み、コンプレックスなんて
実にちっぽけなものだったなと
思い知らされます。
そして、超謙虚。
って感じでSTPしていくとそれぞれのビジネスでの
立ち位置が見えてくるわけですね。
あなたもぜひ、ご活用くださいませー^^