The weak can never forgive.
Forgiveness is the attribute of the strong.
弱い者ほど相手を許すことができない。
許すということは、強さの証だ。
この名言は、インドの有名な政治指導者だった、
マハトマ・ガンジーさんの言葉です。
もう忘れさられつつある、
日大タックル事件をあえてこのタイミングで新たな学びというか、
えむやがあなたと共有して欲しい思いをお話したいと思います。
えむやは、これまで親も学校の先生も、会社の上司も
こちらの気持ちは関係なく、
怒ったり、恐怖や不安を煽ったりすることによって、一方的に
自分たちの思い通りに人を動かそうとしてきました。
積み重なったその恐怖や不安が積もりに積もった結果、
あのような素人がみても不自然すぎる凶行をしてしまう。
あの悪質タックルをした学生の気持ちは
えむやにはすごく共感できます。
形は違えど、彼と同じ状況に追い込まれて
自分も苦い凶行をしてきたことがあるからです。
商社マン時代、
会社の上司に、A社を攻めろ、毎日なんでもいいから電話をかけろ
と言われ、
相手からも完全に拒否られているのは重々承知の上で
毎日電話をかけ続けました。
うぅ、完全に拒否られている。
今日はなんて電話したらいいんだ。
と、電話するのをためらっていると、
おい、毎日かけろと言っただろ、
なぜかけないんだ!
と責められて無理やり電話をかけて
テンパりながら意味不明なことを話す始末。
最終的に、相手からも
おい、いい加減にしろ!!!警察呼ぶぞ!
と言われ。。。
それを報告すると、
は?お前は一体何をやっているんだ?
と一蹴。
A社は確かに良い取引先になる可能性が高く、
時間をかけるべき所とは
まだまだ商社マンとして下っ端ながら分かっていました。
ただ、
どう攻めていけばいいか分からない、
具体的な戦略も何もない、
まるで太平洋戦争時の万歳突撃のごとき戦術を強要させられる。
なんでこんなことさせるんだ!
こんなこと間違ってる!
もうしたくありません!!
って何度も心の中で怒鳴り続けました。
でも、決して口には出せませんでした。
えむやは弱気で自信もないので、
そんなことを上司に向かって
言う根性もなかったのもあります。
もう一つはこの、
ガンジーさんが言っていた言葉を自分は信じよう!
という気持ちもあったからです。
日大悪質タックル事件時にも、
日本と海外の指導法についてクローズアップされた
話がありましたが、
海外のスポーツ指導において、
怒り、暴力などで相手を従わせようとする指導法は
もっともレベルの低い指導法であり、
自らのコミュニケーション能力がないことを証明している。
とされています。
つまりは、ガンジーさんの言うように、
自分は、相手を許すことができないもっとも弱い存在である。
と言っていることと同じなんですよね。
日本ではというか、自分の身の回りでは、
このようなレベルの低い人たちがうようよいると思います。
自分の親も、先生も、会社の上司もすべからく
このようなコミュニケーション能力が低い人ばかりでした。
えむやはこいつらとは違う。
ここでキレてしまったら、
こいつらといっしょになってしまう。
そんな気持ちが当時は強かったです。
あなたも日大の学生やえむやの状況と近いものがあったら、
共感してもらいつつ、一つ大事なことをここに記しておきます。
その辛い感情、過去を持っているからこそ、
あなたしか共感できない人がたくさんいるんです。
その辛い経験があるからこそ、
現状を変えたい
という強い気持ちが芽生えるんです。
多くの人は、すぐキレます。
自分より弱い人にキレて憂さを晴らします。
ここまで読んでくれているあなたは決してそんな人ではないと思います。
えむやも経験がありますが、
もしかつてそのようなことをしたことがあったとしても、
すごくそのことを悔いているのではないでしょうか。
そんな優しく我慢強いあなたは、決して根性なしな人ではありません。
むしろ、ガンジー的にはもっとも強い人なんです。
あなたのように、強い人は少なくとも日本ではとても貴重な存在なんです。
だって、あなたの周りもえむやの周りのような人ばかりじゃないですか?
あなたに備わっているその強さをもっと生かして
現状を変えていってみてください^^
ぜひ、えむやが変えていった話も参考にしてみてください^^